ゲストハウスのおばちゃんが用意してくれたものだ。
なんか俺らとは別に3人程泊まっているようだった。
多分アイスランド人だと思う。
料金を支払い、ゲストブックに「ありがとう、Thank you、Takk Fyrir!!」と書いてきた。
Takk Fyrirと書いたらおばちゃんがvery good! と言っていたのを覚えている。
そしてゲストハウスを後にし、昨日着た道を少し戻り北へ向かう。
M氏の体調がすぐれないとのことでこの日は俺が終日運転をした。
ちなみに今回は西部フィヨルド地帯を一周することが目標。
とういことで舗装路が期待できる60号線を北に向かう。
60号線に入ったとたん、ウハッ、未舗装。
山をひたすら登る。

途中になにやら石でくみ上げられた像があった。
撮影のため外に出るが信じられないくらい寒い。
風が台風並みだし、気温は5度くらい。
絶えられず車にダウンジャケットを取りに入るが、無い。
ゲストハウスに忘れたーーー
1時間かけて戻るテンションでもなく我慢することにした。
さよなら、ユニクロの8000円くらいのダウンジャケット…。
その後も綺麗な道を延々と走る。
だいぶ慣れてきた。

この辺は道が綺麗だなー。
…
一つ目の山の頭にくる。
この辺は土が赤く、でこぼこの道の穴にたまっている水が赤い。
まるで血のようだった。
あたりは岩で覆われ、木は一本も生えておらず、おおきな水溜りだらけ。
外に出れば暴風で気温は0度以下だったと思う。
まさに地獄を連想させる風景だった。
ダウンを無くした俺にはここで撮影するのは本当にキツかった。
ためしに10秒ほど外に出たのだが、寒さと台風より強い風で死にそうだったので即退避した。
なかなか目に余る光景だったが撮影できずに本当に残念だった…。
そこを抜けると下り坂に。
少し下るとDynjandi(ディニャンディ)の滝が見えてきた。
上よりは良かったがここも極寒すぎて数枚しかとれず。
もう少し滝のそばまで寄れる道があったが精神的にキツい時で行けなかった。
ただ、ここの風景は写真には納まりきらないほど美しい景色だった。



フィヨルドとディニャンディ。
木の無い山に違和感。

この写真を撮って、改めて車で山越えしてよかったと実感したのだった。

僕らの愛車、RAV4。
車の汚れがここの過酷さを物語る。
山を越え、Þingeyri(シンクエイリ)に着いた。
ここは海沿いの小さな町のようである。
ここのガソリンスタンドでパンを買い昼食をとった。

ガソリンを入れるM氏
その後も車を走らせる。

長いトンネルを抜け、山を下る。
すると、Vestfirðir(westfjord・西部フィヨルド)一の都市、Ísafjörður(イーサフィヨルズル)に到着した。
だが、ガソリンも入れ、飯も食ったばかりの俺たちに滞在する理由が見つけられず数十分でこの町をあとにした。
いやー、久しぶりに信号を見て感動した。



Ísafjörður。今までに比べると本当に大きな街だった。
さて、そこからはひたすら海岸線をウネウネまわる。
マップを見てもらえればわかると思うが、アイスランドの左上、イーサフィヨルズルを東に向かうと道がクネクネしてると思う。
そこを突っ切るわけだ。
この後も幾度と無く山を越える。
写真を1枚撮った。

すさまじい景色。ちなみに右に見えるのは氷河地帯(Drangajökull)。
写真ではまるで伝わらないがここも信じられないくらい風が強く寒かった。
M氏は外に出ようと車のドアを開けた瞬間ドアが風で吹き飛ばされそうになり、M氏は懸命に閉めていた。
必死すぎてかわいそうだった。
ちなみにドアは壊れて半分しか開かなくなってしまった。
この先、3時間くらい車を走らせるのだが実は撮った写真はこの1枚のみ。
山も何度も越えたし、今思えばがんばって写真を撮ればよかったと思う。
だがほんとに風と雨が強すぎて死ぬかと思ったのだ!
車を走らせていたがハンドルが言うこときかないし、風で車ごと吹っ飛ばされると思ったのだ(本気で!)
決死の末今日の目的地をそろそろ決めようということになり、時間的にHólmavíkに泊まることにした。
人口400人くらいの小さな村だ。
どうやらTourist informationがあるようなので行ってみたが休みだった。
道を走っているとベッドのマークの看板があったのでその近辺に向かう。
きつい坂を上ると確かにそこにゲストハウスはあったがドアに張り紙がしてあって留守のようだった。
まさか営業してないのだろうか…?

不安になって近所のアイスランド人と話すM氏
どうやらスーパーに買出しに行っているらしい。
俺たちも夕食を探しにスーパーに行くことにした。



ゲストハウス入口 室内 アイスランドによくあるヒーター
ベッドはあるけどもちろん寝袋着用です。

スーパーで買ったポテチ。
カラムーチョに似ていた。
飯を食ってライトビールを飲んでいい気分。
まだ時間が早かったので俺は散歩に行くことにした。
裏に山があったので上ってきた。


教会と裏山。
山頂を目指したが岩がきつすぎて断念。
行きはいいが帰りがほんとにこわかった。

Hólmavíkの街並み

創業が古いカフェ。
このあたりは昔、黒呪術がさかんだったそうなのだがまさかここのメニューに… なんて。
ていうか黒呪術ってなんだ。

港では魚が干されていた。

ある家の玄関。
アイスランドの人たちは本当にオシャレに気を使うんだなと思った。
この石が置いてあった家からテレビが見えて、サッカーを放送していた。
アイスランドVS北アイルランド。
急いでゲストハウスに戻りTVをつけたがどうやら試合は終わっていたようだ。

アイスランド代表のユニフォームを着ているグジョンセン!
ちょっとレアでしょう。

アイスランドの家のほとんどが、このように窓際に装飾品を置いている。
こんなところもアイスランドに惹かれた理由のひとつである。
Hólmavíkは静かで良い。
人も優しい。
ちょっと印象に残った。
こうして日も暮れ床に就くのであった。
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